小瀧side





一日中仕事で気付いたら夜、空が暗くなってきた頃。

そろそろ帰ろうかな~思ってたら、神ちゃんに呼ばれた。



智洋「のんちゃん!」


「ん?どした?」


智洋「この後時間ある?ちょっと買い物行こうかなって思ってんけど...」



これはデートのお誘いと思ってええんかな?




「ええよ!」


やばい、楽しみ。
多分今、俺にやけてるんやろなぁ。





俺とともは、メンバーやけど付き合ってる。
もちろんそのことは隠し通している。

でも誰にもバレてへん。
これは俺ら二人だけの秘密。





という訳で辿り着いたオシャレな街。


なんだかともが好きそうなお店の服屋さん。




智洋「見て~!これめっちゃ可愛くない??」


「おん!ええやん!」



嬉しそうに服を鏡で合わせるともが愛しい。




智洋「んじゃこれ買ってこよーっと」


「はいよー」




少し待っているとともが袋持って嬉しそうにこっち来た。

ほんまかわええなあ。



店出てどちらともなく手を繋いで。

幸せやなあ、なんて思っていた。





まさかしげに見られていたなんて。