ふわっと笑った澪は倉庫に目を移すと、今まで見たこのないような鋭い目をした。





「六花をぶっ潰す。
俺の大事なものに手を出した報いだ。」





爽やかな風に乗り、重い殺気がフードを揺らす。





『ほんま…銀楼をターゲットにするなんてアホな奴らやなぁ。』





フードを被りなおし、沸き上がる殺気を抑えることもせず、その場から去った。