俺の言葉に笑うだけの澪。

仕方ねぇよな。
俺らは今の生き方しか学んでいない。




『ま、今日はもう寝ようぜ?
何も考えずにさ。

朝になれば、嫌でも今まで通りに戻らないといけねぇんだから。』


「そうだね。
‥‥‥‥おやすみ」


『おぅ。』





部屋に戻る澪を見て俺も部屋に戻る。

もしも光の世界にいたなら。
もしも闇の世界にいなければ。

過去に悔やんだ俺らはもういない。
前を見据えて生きていく。


それが、俺たちの。

覚悟だから。