ケータイ小説 野いちご

絶対に痩せられるダイエット

何も置いていないテーブル。
しんと静まり返る部屋の中。


なよ子は苦笑いしながら
食卓の椅子に座った。


小さな声でなよ子はお母さんい言う。


「お母さんの……朝ご飯が食べたい」


なよ子の声を聞いた
お母さんの顔が笑顔になる。


「そ…そうね。

今日は和食だけどいい?」


そう言ってお母さんが持ってきたのは
おかゆと漬物だった。


おかゆの上には
梅干しが一つ乗っている。


白と赤の優しい色合いを
じっと見つめたなよ子。


なよ子はおかゆを一口
口の中に運んだ。


柔らかい。
おいしい。


お母さんの味をかみしめた
なよ子は立ち上がり


ゆっくりと頭を下げた。


「お母さん。こんな悪い子で
ごめんなさい」


涙目でなよ子を見つめる
お母さんは首をふった。


「ううん。なよ子はすごく良い子。


明るくて優しくて
悪い事をしたらちゃんと謝れる子。


それに……」


にやりと笑うお母さん。


「私に似てすごい美人だしねぇ!
ほーほっほっほ」



お母さんの様子を見て
なよ子は額に汗。


「女王様キャラがほんの少し
見えちゃってるよ……」









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