「姉ちゃん、遅かったね。」


名前は楠 夕貴(ゆうき)

楠家長男だ。

もうすぐ中学三年生で身長175㎝。私よりでかい。



『いろいろあってね、あ!バイト先決まったよ。』


「おめでとう。いつもありがとね。」


弟達の学費、生活費は全て私のバイト代で支払っている事を知っている夕貴は困り顔で私を見る。