やっぱり兄ちゃんはすごいな。すぐに実紅ねぇを笑顔に出来る。



さっきまでどんよりした空気だったのに今は明るい空気が流れてるよ。




ほんと兄ちゃんにしか出来ない魔法だね。



僕がちょっともやもやしていると中から…………



來「実紅って呼んでた」



碧「へ?」



來「碧にぃずっと実紅って呼んでた!!学校なのに!!」



碧「あ、そーいえば…………あ、あはは…………」



來「もう!気を付けてよね!!いくら今二人っきりだからって、いつどこで誰が聞いてるのかわかんないんだからね!」



碧「はい……ごめんなさい…………」



來「よしっ!!」



うん。ほんと一瞬びっくりした。



兄ちゃん怒られた(笑)どんまい(笑)



これ以上ここにいたら何か悪い気がしてくるなぁ。



そろそろ、みんなの所に戻ろうかな。




実紅ねぇ少しでも元気になってよかった。




いつか僕も実紅ねぇが辛い時とかになったら僕がそばにいてあげるからね♪





僕、実紅ねぇの事が大好きだもーん♪




奏side End