ケータイ小説 野いちご

キミが私を嫌いなワケ

「土曜日。駅前に、10時な」



「あ、うん……っ」



手を振って、橘くんの背中を見送る。



“土曜日、駅前に、10時な”


……って、ちょっと待って。



よくよく考えたら……。


デート!?



……っむ、無理無理っ!


私が橘くんと、休日に2人きりなんて……。


怖い、どうしよう……。

嫌いな私がプレゼント選びに付き合っていいのかな。



今さら、撤回なんてできないし、橘くん帰っちゃってるし……。


どうしようもない約束に、私は心の中で悲鳴を上げ続けた。








< 47/ 328 >