「はぁー、今日はソン会かぁ…やだな」 私はこれ以上息が出ないというくらいの大きなため息をついた。 「千紗苦手だもんな、走る系」 やる気満々の陽介が隣でよしっとか言って気合を入れている。 「いいよねぇ、走るの得意な人は」 楽しそうでさ。 恨めしそうに私は陽介を睨んだ。 そんな私の視線など気にもとめない。 むかつく。