今朝の宮崎さんを思い出しつつ
うっとり


「あっ!先輩!おはようございます!」

「遅ぇよ!!それから、社内は!」

「課長でしたね!」



課長席から、睨まれることも
いつもの事だ



俺の会社は、ケーキ屋の息子が一代で築き上げたスイーツの製造販売をしている会社


そして、課長はその御子息
つまり跡継ぎなのだ


なんの縁か、可愛がってもらっている




商品の企画開発を任されている部署で
先輩は、次々にヒット商品を生み出している

男の俺から見ても、惚れ惚れする容姿に
御曹司で、エース


5年見てきたけど
悪いところなんて、ない


先輩なら
宮崎さんを落とせそうだ


だが、先輩は宮崎さんに興味がないと言う



仕事終わりに2人で居酒屋へ

酔って良い気分の俺は、宮崎さんのどこが好きかを語る


聞き飽きたという表情で
ふーん、へぇを繰り返す



俺が先輩なら、宮崎さんを口説くのに…