出迎えてくれた人は嫌そうな顔をする。
そんなことで落ち込んだりはしないけど。
「あの、璃子ちゃんかって毎回残念がるの辞めてもらえます?」
そう私が強くいう相手は店長の龍さん。
すごく優しいんだけど私が来た時だけ毎回、はぁ、みたいな顔をする。
それは冗談でしてるから本気で落ち込んだりはしないんだけどね?私も。
逆に定着化しつつある。
ない時は逆に、え?ってなるから。
「はいはい。すんませーん!」
すんませーんって·····。
「全然反省してませんよね?」
「冷たいなぁ。璃子ちゃんは」
そう言いながら笑う龍さん。
はぁ。こっちが疲れてくる。
雇い主だからなんにも言えないけれど。
すると、奥から顔を出した美人さん。