委員会も終わり、外は薄暗かった。
『結衣は電車?』
『そーだよ、俊は?』
『俺も。一緒に行こう。』
『うん。』
ちょっと展開が意外すぎて驚いた。
俊ってこんな人だったんだ。
帰り道勇気を出して聞いてみた。
『どうして昨日の朝とか今日のLHRの時、無愛想な態度だったの?』
『緊張してたんだよ…』
ボソっと呟いて私と目を合わせない俊に一瞬ドキッとしてしまった。
『へ〜、最初嫌われてるのかと思ったよ。
それならよかった。なんかいい奴だし。』
『ちげーよバカ。そんなこと絶対ありえないから。』
『今は楽しいし、気まずいとかも思ってないから!』
『最初は思ってたんだな。このやろ〜。』
あ、やばいと思いながら笑いが止まらなかった。
今すごく楽しいよ。
今は…ね。