「そんなわけないよー。」



ぶんぶんと顔の前で両手を
振って見るも、わたしの顔は真っ赤だ



わたしが矢吹くんのこと好きだなんて
ありえない!



だって初めから嫌いだったじゃない。



嫌い?



今は……嫌いなんかじゃ……



「ブスが調子に乗ってんじゃねーよ!」