「ちょっ……矢吹くん、何してるの⁉︎」


キスされた額を両手で押さえる。


「いいじゃん。寝てるひなちゃんのおでこにさっきキスしたし。」


「⁉︎」


爆弾発言……


一体矢吹くんは私をどこまで
ドキドキさせれば気が済むんですか……


「デート楽しみにしてるな。」


とどめに頭をポンポンって叩かれて
私の心臓は破裂寸前だった。


矢吹くんが帰った後もドキドキが収まらなくて、私は1人立ち尽くしていた