気がつくとベットに寝ていた。



あれ、どうしちゃったの。さっきまでシャワーを浴びていたはずなのに、気分が悪くなったのは覚えてるけど。



全く記憶がないし、自分でベットに寝た覚えもない。



頭がズキズキする。



その時、物音がした。



どろぼう。



嘘、どうしよう、怖くて布団を被ると。



「美莉おはよう、目覚めたのか。」



何で聖夜がいるの。



これは夢ですか。



「おい何か言えよ。おまえリビングに倒れてたんだよ。」



シャワーを浴びた後、水を飲もうと歩いていて、そのまま意識をなくしたの。



まさか、裸のまま。



確かバスローブを着のは覚えていたけど、なんでパジャマ着てる訳。


聖夜が着替えさせたと言うことは、裸を見られ事になるけど。


「おい、百面相なんかして、どうしたんだよ。 」


「何でパジャマ着てるの。」


「ああそれね。バスローブがはだけて汗かいてたから、パジャマ出して着せた。下着ははかせてないけどね。」


冗談は顔だけにしてください。


完全に裸見られた訳だ。


穴があったら入りたい。


もう、死んだ方がまし。



聖夜、本当に許さないから。



「仕方なかったんだよ。風邪引かせたら不味いと思った。」



分かるよ、その気持ちは。



だけど、だけね。



普通に考えて、勝手にそんな事する。



起こせばいいでしょ。



信じられない。



聖夜なんて大嫌い。


顔も見たくなかった。