ケータイ小説 野いちご

桜の花が咲く頃に




「……!はいっ!」


桃は満面の笑顔で頷い――――




「そうだ玖桜、俺の小姓にもなれ」


不意にそう言葉を発したのは




「ひ、土方さん……」



視線の先には意地悪そうに口角を吊り上げる土方が。



土方さんの雑用係……?


どんなにこき使われるのだろうか、

考えただけでもゾッとする。


だけどわがままを言える立場ではないので、桃はこくりと頷いた。




「私……玖桜桃、これから一番隊副隊長兼女中、ついでに土方さんの小姓としてお世話になります!!」




< 51/ 307 >