ケータイ小説 野いちご

【完】私、新しく生まれ変わります!




「そのモテてる王子様が一人の子を大切にしだしたらみんなどうすると思う?」



こんな話もう聞きたくない。




「⋯⋯どうやったら、やめてくれるんだ?」



それはひとつの懇願のような、ものだった。



「んー。七瀬さんと別れて」



「は!?なんでだよ!!」




なんで別れなきゃいけないのかよ!





「だって、ムカつくんだもん。イチャイチャしてる二人見ると。七瀬さん地味だし、不気味だし気持ち悪い」



心底馬鹿にしたように吐き捨てる女。




お前達は心菜の何を知ってるんだ??



でも、こう言われてるのも考えれば俺のせいでもある。俺のせいで俺と付き合ったから心菜は、傷つけられたんだ。




そうしたら、俺が出すのはこの答えだけ。





「わかった。別れるよ」




俺は心菜がいじめられてるのに気づいてあげられることが出来なかった。



自分だけ楽しんでた。




俺が原因だったのに。



彼氏失格だ⋯⋯俺。




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