「その時あれ?全然違くね?ってなって気になってたら入学式で挨拶してたからこいつだってすぐ分かった」




そういう事なんだ。



確かにメガネかけた時とかけてない時が違うとビックリするものだよね。



使ってたメガネ厚かったからなぁ。



なんか理解出来たかも。



ただ、やっぱり恥ずかしいよね。




「じゃあ、ほんとに知ってたんだ⋯⋯」



絶対、この世の終わりのような顔してたんだろうなぁ。



あの時は本当に元気なかったもん。



「ああ」


知らない人から覚えられてるのってすごく不思議な感じ。



なんか少し嬉しいかも。



それは、隼人くんだったからかな。