急に呼び出されて⋯⋯その時はまだ今から起こることなんて全く想像もつかなかった。



ただ、仲良しで喧嘩もなくて順調にいってると思ってたから不安なんて全くなかったんだ。



「俺たち別れよう」



こんな時に落とされた大きな爆弾。私が抱えるのには大きすぎたし、重大すぎたし、辛すぎた。



「なんで?」


「お前のこと遊びだったんだよなぁ」



どういうこと?



遊び?なんで?



「ってかお前みたいな地味なヤツ相手にする人いないだろ」



そんなふうに思ってたの?




外見なんて関係ないって言ってくれたじゃん⋯⋯。



今の様子からじゃ全然いつもの上野くんを思い出すことは出来ない。



そんな現実を目の当たりにして涙が溜まってくるけど、ここで泣いちゃダメだ。