そして、花音ちゃんの表情は真っ赤で恥ずかしそうだった。




「可愛すぎ」



「え?⋯⋯わ!」




我慢出来なくなった。




花音ちゃんを思いっきり抱きしめる。



ずっと、花音ちゃんに触れることが出来なかったから。



そんなに幸せなことってないんだな。



「⋯⋯ねぇ、花音ちゃんっていうのどうにかならないの?」


俺の方が身長が高いせいか花音ちゃんが上目遣いで見上げてくる。



本当に心臓に悪い。




「どうにかって?」




花音ちゃんの言いたいことは分かる。



でも、恥ずかしがってる花音ちゃんをもっと見たい。



ま、可哀想だから我慢するけど。



「花音、これからよろしくな」




「⋯⋯っ!うん!」