しかし確かに、かるたのよみのとき、「これやこの」、そのリズムに驚かされる。


読手によって、流れるような「これやこの」、弾むような「これやこの」、消えゆくような「これやこの」、抑揚をつけた「これやこの」...などなど、違いがはっきりしているのだ。


「これやこの」。この歌のリズムを使い分けることで、その人独自の感受性を感じることが出来る。


それを証明された気がして、とてもいい気持ちになった。