ところどころ読みにくいところがあったが、私のために一生懸命に書いてくれたのだと思うと、感動で頭を垂れた。


早速その雑誌を読んでみた。それは百人一首を“音楽的に捉える”というなんとも興味深い内容であった。


中でも私の心を掴んで話さなかった1節があったので、引用させていただく。
それはその雑誌のかなり最初の方の頁にて。


[この歌などは、調べの楽しさの最たるものだろう。「行く」と「帰る」、「知る」と「知らぬ」、文字通り、行ったり来たりの対句表現が、呪文のような面白さで、子どもたちを魅了した。]