「あ゙ぁ?いいからさっさとタイマン張れよ!」


そう言っていきなり殴りかかってきた。


璃夢「うわっ!」

シュッ

迫ってくる拳をスレスレで避けた。


璃夢「ぼ、暴力反対!」


そうやってすぐに手を出す性格って良くないんだよ!将来が不安だ!


「ヤンキーの癖に暴力反対もクソもねぇだろ!?」


シュッ

璃夢「あー確かに!」


シュッ

璃夢「でも!」


シュッ

璃夢「いきなりは!」


シュッ

璃夢「良くないです!」


そう言い返しながらも軽々と拳を避けた


「なんだよオメェ!ちょこまかしやがって!」


璃夢「ちょこまかなんてしてないですよ!」


「マジふざけんなよ!!」



シュッ

ねぇ知ってる?避けるだけっていうのも意外と疲れるんだよ?しかもこんなことしてる間にお昼の時間はどんどんすぎるわけで…。仕方ない…

パシッ

そして私に向かってきている腕をつかみ、勢いを利用して目一杯自分の方に引っ張った


「うおっ!」


そして自分の横に来たところでその人のお腹に膝を入れた


「ぐえっ!」


バタンッ

そして男はいとも簡単に倒れた


璃夢「もぉ…お昼時間に喧嘩ふっかけてくるのはやめて?お腹すいてるから」


ここじゃあ安心してご飯も食べられないかも…他にもこの人みたいな人が来たら嫌だし…。

そう思って机の中から先程もらった見取り図を取り出し、ポケットに入れて教室を出た