璃夢「遅刻する!!」

バタンッ

ドアを勢いよく開けて私は外に飛び出した。

入学した次の日に遅刻とか問題児認定されちゃうよっ!急がないと!


璃花「あぁ〜待って!コレコレ!」

シュンッ


璃夢「えぇ?!なに!?」


後ろからお母さんの声が聞こえ、振り返ると何かが私目掛けて飛んできていた。


璃夢「うわぁっと!」

パシッ

とっさに受け取り、何が飛んできたのかと手の中の物を見た。


璃花「危険になったら容赦なくかけなさい!」


璃夢「催涙スプレー!?」


《しかもポケットサイズ》

いらないって!でも返してる暇はない!


璃夢「いってきまーす!!!」


全速力でバス停に向かった

私の家からバス停までは頑張れば3分。
バスに乗って15分くらいで、そこから学校までダッシュで5分もかからない。合計20分!

HRの時間は確か8:25からだからギリ間に合う!はず!