廊下を歩いていると晴くんを見つけた。
「彩月、和久井くんだよ!」
「う、うん!」
カメラを構える。すると、晴くんがこちらに気づいた。


_______________フッ。



「え、……………笑った」
「彩月、今のカメラに収めたよね…」
晴くんがこっちを見て微笑んだ。
夢でも見てるのかな。
「彩月、良かったじゃん 笑った顔が撮りたかったんでしょ?」
「うん……だけど、今のは違う感じ」
なんていうか、先生達に向けるような顔。