龍虎「困ったことがあったらいつでも言うといい」


そう言うと階段のある方へと歩いていってしまった。


璃夢「あ、はい!本当にありがとうございました!」


私はもう一度感謝の気持ちを込めて頭を下げ、月城先輩を見送った。


よしっ!八重樫くんに見つかる前に早く入って、早く帰ろう!

てか、入学式終わってからかなり時間経ったんじゃないかな?

理事長…怖い人なのかな?『遅いぞゴラァ』とか言われるのかな…?

ダメダメ!ココで怯んでたらナンバー3に入れないよね!


そして意を決して扉をノックした。



コンコンッ


?「どうぞ」


璃夢「失礼します」


ガチャッ