私は無言の京ちゃんから後ろを
背けて自分の部屋へと帰って行った


自分の部屋へ戻ると、ピンク色のベッドにボフッと倒れ込む。


京ちゃんはもう高校生だもんね。
きっと一緒にいるのが恥ずかしいんだね。


気づかなくてごめんね……

苺のカバーがつけてある可愛いスマホをポケットから取り出すと
すぐに電話をかけた。


『もしもし?』

不機嫌な京ちゃんの声。
でも、もう大丈夫。

私迷惑かけないから。