「苺花、今日も俺ん家来る?」


「もちろん!」


私は即答した。


京ちゃんと私は隣同士の家に住んでいる


だから宿題でわからないことがあったり、1人で眠れなかったりする時があると決まって京ちゃんの家に行くんだ。


あ。1人で寝られない時は
ハシゴを京ちゃん家のベランダに
かけて、こっそり入るよ?


だってさすがに家に入ったら京ちゃんの家族に驚かれちゃうし、起こしちゃ悪いもの。


「ん。」


不意に京ちゃんが片手を差し出しきたので握手をした。