君がいつもみたいに「光璃バカなの?」


って、言ってくれる要くんを見て、安心したって言ったら。



─────ドキッ




どうして…胸が高なったのか




そんなの、



「光璃…いい加減泣きやめって。」





間違いなくこいつのせいだ。



「バカぁ…っ」




余程私に馬鹿と言われたのが悔しいのか、右眉がピクリと動いた。



「なんで俺がバカって言われなきゃいけないの」





そんな時は。


「ごめんなさいいいいい」




半泣きで謝るに限る。