クラスのみんなも漫才のような掛け合いに感心している模様。



「あっれー、お前…新羽(シンバ)!?すっげ、懐かしくね?いつ戻って来たんだよ。俺だよ俺、覚えてるかー」



同じクラスの村田くんが男の子に声をかけてる。



旧友との再開なのか、男の子も気づいたように目を見開き手をたたいている。



「村田!?懐かしーっ。全然変わってないやん!」



「お前もな」



ふたりして肩を組んで感動の再開。



とりあえず…揉め事はこれで落ち着いたかな?



今のうちに桃ちゃんを外へ連れ出そう。



リサちゃんにお礼を言ったあと、お弁当をまとめて桃ちゃんと教室を出た。



きっとこれは…波乱の幕開け。