「そうなんだ?桜庭くんが、お守り!?」



イメージと結びつかないのかかなり驚いている。



「そうなの、親戚と初詣に行ったんだって。そのときに買ってくれたみたい」



「そうなんだ~。ひとつだけの願いかぁ…なにをお願いするの?」



「まだ考え中。ひとつに絞れないよ~」



「だね。あたしならなにかな~」



「それはもちろん、紫藤…」



「わぁっ」



また、桃ちゃんを動揺させてしまった。