ケータイ小説 野いちご

【短】あなたの鍵が見つからなくて



 そりゃあ、家を出たいと駄々をこねたのはあたし。家を出る条件は、お父さんに従うこと、だったけれど。



 上司の娘とか逆に緊張するし、下手したらお父さんの今後に関わるかもしれないのに!



 それを言ったら、

『翼はよく出来た娘だ。そんなことにはならんだろう?』

 って頭を撫でられた。



 娘を信じすぎでしょ。
 しかも、もう高校生なんだから撫でるのやめて。確かに身長148センチだけど!



 過保護な親がいるから、家を出たかったんだけどね。



 でも厳しい条件が付いてる。



 お父さんが決めたこの物件しか認めない。
 相手を不愉快にさせることも駄目。
 年上だから言うことをしっかり聞くこと。


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