そうかいてもう一度、
恭おにぃちゃんに渡した。
それを読んだ恭おにぃちゃんの顔は、
みるみる赤くなる。
赤い風船のようだ。
「そっか、ありがとう」
あ...
始めて聞こえた、恭おにぃちゃんの声。
またひとつ、好きなもの見っけた。