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『大神君!!見て!!』


テストの成績一覧を大神君に見える。そこには、全教科赤点を免れた輝かしい点数が並んでいた。まぁ、ギリギリだけど。


「……低いな」


『そこ!?赤点取らなかった所を褒めて!?!?』


「あーはいはい。よく頑張りました。低いけど」


ポンポンッと頭を撫でられる。


ドキッと心臓が、異常な速さで鼓動を打ち始める。顔は真っ赤だろう、ボイルダコ。


「でも、褒められるべきは俺だよな」


えぇ、返す言葉もないほどにそうでございます。


大神君がいなければ、夏休みは補習だった。恩人だ。


「なら、夏休みの花火大会、付き合え」


『え??』


「それが、勉強教えた俺への報酬」


フッと、笑う大神君に、ヒュゥッとより顔が熱くなる。


あれ、それって支払ってる!?私も得してない!?!?


「返事は??」


『はい、喜んで!!』


「……何だよ、その返事」


クスクス笑う大神君を見て、クラス中が唖然としている中。私は一人、ドキドキがとまらずにいた。


コレは恋と言うヤツですね!!苦しいと言うか、もう心臓が口かたでてきそう!!!!




夏休み、何かが変わりそうです!!!!




end