何とか大神君の力もあって課題を終らせた。力もあってって言うか、九割がた大神君のおかげだけど。


時は流れ、お昼休み。


「ねぇ、なんであんな怖い人と平気で話できるの!?!?」


仲のいい子と教室でランチタイム。大神君は、居ない。屋上とか人気の無い場所で寝てるんだと思う。


『怖い人。怖いかな、いやいや課題も手伝ってくれるし、悪い人じゃないよ??』


モグモグと口を動かしていると、友達は口をあけて固まった。


「……ッ!?課題手伝ってくれたの!?!?」


『大神君頭いいから、先生より教え方うまいと思う』


「女はとっかえひっかえ、やばい連中とも繋がってるって噂もあるのよ??」


『やばい連中ってなに??』


「わかんないけど!!とりあえず、気をつけなさいよ!!」


真剣な表情の友達に、とりあえず頷いた。