ケータイ小説 野いちご

【短編】森田当麻の奇妙な出逢い





「わっ!どうしたの!2人とも!」


平日の午後。
森田探偵社に戻ってきた社長である、森田当麻(モリタトウマ)と山中優衣(ヤマナカユイ)ちゃんの風貌を見て私、安西日向(アンザイヒナタ)は思わず声をあげた。

いつもピシッと決まっている優衣ちゃんのスーツは全身びしょ濡れ、髪の毛もシャワーでも浴びたのかというほどに濡れている。

それは苗字は違っても実の兄である、森田当麻も同じだった。
いつもふわふわしてる髪の毛は濡れてストレートになり、着ていた黒のTシャツはびっしょりと肌にくっついている。

「帰ってる途中に雨にあっちゃって……。近場だったし、歩きでいって車もなくて」

言い終えると同時にくしゃみをする優衣ちゃん。

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