ケータイ小説 野いちご

それでも歯車は回っていく2 〜王国滅亡編・上〜

「着きました。この中でファレリア様がお待ちです。

私の役目はここまでですので、下がらせていただきます。」



そうこう考えているうちに、王接間にたどり着いていた。



「わかりました。ありがとうございました。」



あくまで、カイラさんの仕事はここまでらしい。



「頑張れよ、フィーネ。」



カイラ先輩はそう言って、あの方向だと多分、訓練場へ向かったんだろう。



でも何か、引っかかる言い方だったのは、気のせいだろうか…。



「行こうか、フィーちゃん。」



ゲキに手を引かれながら、少しだけ強く手を握られて入った扉の向こうは、言うなれば



『地獄』だった。

< 3/ 305 >