「…仕方ねぇな」




その言葉を聞いて、ホッと胸をなでおろしていると
チュッと短いリップ音が耳に届き、おでこに柔らかいものが触れた。




「なっ…!?////」




「隙ありすぎ」




余裕そうな笑みを残して、彼はあたしから離れてご飯の支度をしようとキッチンへと向かった。




一方で残されたあたしはしばらく放心状態。



こんなことに慣れてないうえにあのふぅちゃんがあんなことするなんて思ってもなかったから。




なに…!?



あれって告白なの…!?



でも、好きって言われてないし。




まだジンジンと熱いおでこを抑えながら、考えてみるけど答えは見つからなかった。




また、今度…果歩に相談してみようかな?




それからふぅちゃんはいつも通りだったからあたしだけがドキドキしていて意識してるみたいだったから少しムカついた。