「今度はぁー貴方が歌って?」

「えー仕方ねえなぁー? 」





と隣にいた女の人の頬にキスをして曲を探し始めた。


あぁーいわゆるパリピ?

チャラ男だ、苦手で仕方ない。


早くドリンクだけ置いて部屋を出よう…

そう思って歌っている彼の前にドリンク置こうとした瞬間。





「あれー?君可愛いね」





ぐーーっと顔を近付けられる。


近い近い近い近いーー!!


長いまつげ、高めの鼻。

きめ細やかな白い肌…



整いすぎた顔が目の前にーーー!


それでもどんどん顔が近付いてきて

鼻と鼻がぶつかりそうになったとき



私ははっと我に返って





「しっ失礼しましたーー!!!」





足早に逃げていた。