「うーん、あたしはイケメンだったら一緒に住む!!」



うっわ……果歩に聞いたあたしがバカだったかも。


面食いな果歩はそう来ると予想できてたはずなのに。



「果歩に聞いたあたしがバカだったよ」



呆れたようにそう言った。


別に果歩のこういうところは嫌いじゃない。
むしろ、好きな方。


天真爛漫で明るいのに毒舌なとこあるから一緒にいて飽きないし、楽しい。



「うそうそ!!嘘だってば!!別にイケメンじゃなくても一緒にいたらその人のことをよく知れるから時が経てば慣れてきて苦手じゃなくなるかもだから時間に任せるかな」



おお……!!

いつもボーッ、としてる果歩にしてはかなり真面目な意見だ。

それに、果歩も果歩なりにあたしのことを考えてくれているのかな?って思うと胸が少しだけジーンと熱くなった。