土方「お前のその傷は大丈夫か?」
土方は、私の腕をチラリと見て言った。
どうやらバレていたらしい。
「平気ー。もう血は止まってると思うし。」
土方「なら良い。」
土方は、ホッとした表情を浮かべた後、少し顔を歪めた。
土方「・・・・・新撰組にいると、何度も人を殺すところを見るだろう。
そして、自分でも敵を殺すことになる。
その覚悟がーーーーーー」
「大丈夫。」
リバティは、土方の言葉を遮り、そう言い放った。
「覚悟は出来てる。
私は・・・もう、今日経験したし。
イークも、大丈夫。」
土方は、何も言わなかった。