「日和、顔上げて」 俺は優しくそっと彼女の柔らかい頬に触れて言った。 「っー…い、嫌です」 彼女は俺の服を、ぎゅうと強く握りしめて、顔を俯かせてる。 「日和」 俺は彼女の柔らかく形のいい耳を触り、耳を弄ぶように触りながら問いかける。 顔を上げた彼女だが、身長が低い彼女が俺を見つめれば必然的に上目遣いになるのは当然の事で、俺は理性が揺らぎそうになるのを抑えるので精一杯な事を彼女はきっと知らない。