見送ってあげたいと思うが、宗忠がそれを望んでいないのに、従順に眠りにひきずりこまれていく。


ワンコールでとるのも、物音をたてないのも、自分を起こさないためってわかっているからだ。


それにたっぷりと・・・濃厚に?ってか獰猛に愛された後だけに、体がいうことを聞かない。


やっぱり王子じゃない。


車のエンジン音が遠ざかっていくのを夢の中で聞きながら思う。


だって、あの馬=車、白じゃなくて黒だもんね。