「ははっ。即答?大地はストレートでいいね。でも、美月ちゃんは誰からの告白も受け入れないし、告白すらさせてもらえないヤツもざらにいることで有名だから、なかなか手強わそうだぞ」



……マジか。


一緒にいる限り、美月から男がいる気配は感じないから油断してたけど、もしかしたら、誰か好きなヤツでもいるとか?


なんか一気に不安になってきたんだけど。



「まぁ、頑張れよ大地!」



ポンッと俺の肩を叩く要。



「じゃそろそろ練習行こうぜ」


「おう、そうだな」



美月に好きなヤツがいるとすれば、相手は誰?この学校のヤツ?それとも、他校?


そのことが気になりすぎて頭から離れないまま、俺はグラウンドへと向かったのだった。