「お待たせ。」


こんなに走ったのは久しぶりすぎて死にそうw



「ううん。ごめんね。いきなり走っちゃって。」



申し訳なさそうに言われる。




「なんで走ったんですか??」




その瞬間、彼女の顔が凍りついた。





「・・・。」





「・・ご、ごめんなさい。つ、つい仲良くなれたかなーって軽く思ってしまってて・・」




これは聞いちゃいけない質問だったか。



「ごめんなさい。あのね。。」



ふー といきをはいて彼女は言った。




「私人を信じられなくて・・・だから貴方の事をもっと知ってから言うね。」




人を信じられない・・俺と全く同じじゃないか。






「わがままでごめんなさい。これだけは教えてください」




「何?」




「名前を教えてください。」



貴方とかで呼んでても変だしw




「藤崎未玖です。」



藤崎・・・ もしかして




「あなたの名前は?」




「白河拓です。」




「・・・ん? あ、私家あっちなんでじゃあ」




「あ、はい。またー」





藤崎未玖さん・・・




もしかして藤崎未玖さんって俺の隣の席の人?