なるべく一人で帰らないようにはしたいけど、一緒に帰るような仲のいい友達いないもんなぁ~…




我ながら友達の少なさに悲しくなった。




それに涼香ちゃんも最近、委員会の仕事で忙しいって言ってたから、中々一緒には帰れないし。




まぁ、明るい時なら一人で帰っても大丈夫だよね?
最近ずっと雨ばっかで薄暗いけど。




流石の私も夜道を視線を感じながら一人で歩くのは気が引けるからな~…




ぼーっと窓の外へ目を向けると、嫌でも柊くんの姿が視界に映る。




はーあ。
柊くんともなんか気まずいし。




こんな状態で先生に雑用任されても絶対無理だ…作業にならない。




…モヤモヤする。




私は深いため息と共に、机に突っ伏せた。