外に出てまずは大きく深呼吸をした 夜の空気はひんやりと冷たく私の体を冷やしていく 店からは私以外に出てくる客はいない 夜はこれからだ 血色の髪が風で揺れる それと一緒にフードがハタハタと音を立てる 空を見るとネオンの光がないここに綺麗な満月の光が眩しい さあ、そろそろ 心が凍ってきた頃だ。