ケータイ小説 野いちご

フェンス~越えてはいけない境界線~


きっと中田は、白い服を着た女がついて来ないかどうか確認したのだろう。


そしてまた一斉に走り出した。


僕がさっき地下で感じた寒気は何だったのか。


中田は大丈夫だと言ったけど、僕は何故か嫌な予感がしていた。


それと同時に、またあの言葉を思い出す。





《カエラセナイカラ……》




僕たちは振り返らずに前だけを見て走る。


フェンスに向かって……。

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