ずっとずっと、サッカーボールを追いかけてきた修斗。


楽しいときも、辛いときも、前だけを見て頑張ってきた修斗。


その姿に、私はどれだけ勇気づけられたんだろう。


どれだけ修斗に、助けられてきたんだろう。


そして修斗に、どれだけの幸せを与えてもらっていたんだろう。


「修斗」


「ん~?」


「大好き」


「なんだよ、急に」


修斗が怪訝そうな顔を私に見せる。


「思ったから言っただけ~」


「相変わらずだな、お前」


ため息をつきながらも、修斗は私の頭をなでてくれる。


今も、これからも、私が修斗を大好きって気持ちは一生変わらない。


そして私たちはまた、二人で新たな道を歩き出す。





……END