「………ハッ!!」



目を覚ますと、何故かベッドの上にいた。

……いつの間に、寝ちゃったんだろう。



確か私は学校の校庭で、次咲くんが悪魔の召喚術をやっているのを見てて……。

それで、本当に悪魔が現れて……。



それで、どうなったっけ?

どうやって帰って来たのかも分からない。



そもそも……あれは全部夢だったのかな。

それにしては凄くリアルだったけれど……。



「奏ーっ!起きなさい……って、起きてたのね。早く朝ごはん食べなさい」

「え?あ……うん」



昨日のアレは……なんだったんだろう。



「どうしたの?今日はやけに口数が少ないわねぇ」

「いやっ……そんなことないよ!」



そうだ。

校庭に行けば、アレが真実だったのか分かるかもしれない。