「ここあたしの家じゃない。どこなの?」


あたしの家はこんな所にないしこんな大きくないしこんな真っ黒じゃないし。


全然違う。


「あたりめぇだろ。ここがお前の家なわけねぇ。ここは龍華の倉庫だよ。」


え、、。


りゅうか?


「もしかして暴走族の??」


「あぁ。暴走族じゃなかったら何があんだよ」


「んーー。酒屋さんとか?」


ちょっとふざけて言ってみる。


「アホか」


彼は笑ってそう言ってくれた。